プリウス60クラブ”のオフ会

2026年7月20日

 7月19日。鞍ヶ池公園の北駐車場に向かう道すがら、夏の光がフロントガラスに揺れていました。
いつもの道なのに、胸の奥が少しだけ高鳴っているのは、今日が“プリウス60クラブ”のオフ会だからでしょう。

 駐車場に入ると、そこにはすでに色とりどりのプリウスたちが静かに並んでいました。
同じ車種なのに、まるで性格が違う。
低音を響かせるオーディオに魂を込める人。
高音のクリアさを追い求めて、車内がまるでスタジオのようになっている人。
翼をつけて、風と遊ぶような姿に仕上げている人。
鮮やかなカーラッピングで、ひと目で“あの人の車だ”と分かるほど個性を放つ人。

 そのどれもが、持ち主の“好き”をそのまま形にしたようで、見ているだけで楽しくなる。
そしてその列の端に、そっと自分のノーマルなプリウスを停めました。
飾り気はないけれど、日々の暮らしを支えてくれる相棒。
派手さはなくても、仲間の中に静かに溶け込んでいく感じが心地よかった。
 オーナー同士の会話は、まるで昔からの友人のように自然でした。
「この音、どうやって調整してるんです?」
「その翼、どこで作ったんです?」
「ラッピングの色、めちゃくちゃいいですね」
そんな言葉があちこちで飛び交い、笑い声が夏の空に吸い込まれていきました。

 車という“モノ”を通して、こんなにも人の個性が見えるのかと、改めて感じた午後。
 そして、同じプリウスを愛する者同士が集まるだけで、こんなにも温かい時間が生まれるのだと知りました。
 短い時間だったけれど、心に残るひととき。
帰り道、夕陽に照らされたハンドルを握りながら、
「また来たいな」とそっと思ったオフ会でした。
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