中医学の教科書 第22話 胃は受納・腐熱・和降の作用 パート2

2026年3月11日

?? 和降──下へと和らげて送る

 和降とは、胃が処理した食物を小腸へと穏やかに送り出す働き。
この“降ろす力”が乱れると、吐き気、ゲップ、逆流、胃酸過多などの症状が現れます。

 「胃は降をもって和とする」と言われるように、胃の調和は“下へ流れる”ことによって保たれます。
 鍼灸では、気の流れを整え、胃の降濁作用を助けるツボを用います。

? 内関(ないかん):
    嘔吐や胸のつかえに。気の流れを下へ導く。
? 豊隆(ほうりゅう):
    胃の湿を除き、気の停滞を解消する。

? 胃をいたわる養生の知恵

 胃は、湿を喜び、燥を嫌います。
 冷たいものや乾いた食事、過度なストレスは胃の働きを乱します。
 温かいスープ、蒸し料理、ゆっくりとした食事時間は、胃の受納・腐熱・和降を助ける養生です。

 鍼灸は、そんな胃の声に耳を澄ませ、静かに寄り添う術。
一針一息の中に、食と命の調和が息づいています。

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