2026March 7 -

中医学の教科書 第21話 胃は受納・腐熱・和降の作用 パート1

2026March 7 -

?「胃は受納・腐熱・和降の作用」──食の入り口に宿る、 命の火

 私たちの身体は、食べることから始まります。
その食べ物を受け入れ、温め、下へと送り出す──そんな静かで力強い働きを担っているのが「胃」です。

 東洋医学では、胃は「水穀の海」と呼ばれ、生命の源である飲食物を処理する中心的な臓腑とされています。
 その働きは、**受納(じゅのう)・腐熱(ふねつ)・和降(わこう)**という三つの作用It is summarized into.

? 受納──食を受け入れる器

 受納とは、胃が飲食物を受け取り、一時的に保持する働き。
まるで器のように、食べ物を受け止め、次の消化の準備を整えます。
 この働きが弱まると、食欲不振や胃もたれ、食後の違和感が現れます。
 鍼灸では、胃経のツボを刺激することで、受納力を高め、食べ物を自然に受け入れる力を整えます。

? Medium?(Chukan):
     胃の中心に位置し、受納力を調える要穴。
? 天枢(てんすう):
     胃腸の働きを全体的に整える万能のツボ。

? 腐熱──命の火で食を煮る

 腐熱とは、胃が飲食物を温め、ドロドロに“煮る”ような働き。
これは物理的な消化の第一段階であり、脾が吸収しやすいように食物を変化させる工程です。
 胃は“火”を好み、潤いを必要とします。
乾燥や冷えが強いと、この腐熱作用が弱まり、消化不良や腹部の張りが起こります。
 鍼灸では、胃の火を支えるために、脾胃を温めるツボを用います。

? Ashisanri:
    胃腸の気を補い、消化力を高める名穴。
? 梁門(りょうもん):
    胃の熱を調え、腐熱作用を助ける。