Common Sense of the Body Episode 41 What is Rokukan?

2025年3月16日

 五臓」のおさらいをすると、「五臓」とは肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)のことをいいました。
対して、今回紹介する「六腑」は胆(たん)・小腸(しょうちょう)・胃・大腸・膀胱(ぼうこう)・三焦(さんしょう)から成ります。
三焦とは、気と水の通り道だと考えられています。

 人が生きるために必要な気血水を生成し、貯蔵する役割のある「五臓」に対し、「六腑」は、食べものをどろどろに消化し受け入れ、運び、残ったかすを排泄します。
六腑は、食べたものを貯める場所ではなく、食べものが通り抜ける道であり、途中でつまることはありません。
五臓は、気血精を満たしているのに対し、六腑は気血を満たすことはありません。
精とは人が生きていくために必要な基本となるもので成長・発育をうながします。
食べたものは、胃、小腸、膀胱、大腸の順番に送られます。
肝でつくられた胆汁は、胆で貯蔵されます。

 また、「五臓と六腑」は単独ではなくお互いに助け合いながら機能しています。
例えば、胆の機能が正常であれば、肝の機能である精神も安定すると考えます。
 また「五臓と六腑」は「陰陽(いんよう)」「表裏(ひょうり)」関係にあります。
表裏とは、「五臓と六腑」はつながりがあり、一方の臓腑が弱くなると対になる「六腑」の機能も弱くなるという考えです。
例えば、肺と大腸で考えると、肺の機能が弱くなると、カラダの中の空気の循環が悪くなり乾燥するため、大腸に影響し、便秘になりやすくなるといった具合です。

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