2024年December
年始の挨拶
이케다 침구 치료 원今年も残すところ僅かになりました。
本年も格別のご愛願を賜り厚くお礼を申し上げます。
来年も、皆様にご満足頂ける治療を心がける所存でございます。
より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
来年度は、1月6日(月)より、診療いたします。
身体の新常識 第25話 食物繊維を摂るのは?
食物繊維には次のようなメリットとデメリットがあります。장점
便通を整え、便秘を防ぐ
脂質や糖、ナトリウムなどを吸着して排出する働きがあるため、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防・改善に効果が期待できる
低カロリーで肥満の予防にもなる
デメリット
水溶性食物繊維を摂りすぎると下痢を招き、不溶性食物繊維の摂りすぎは便秘を
悪化させる
過剰な摂取は、鉄分やカルシウム、マグネシウム、亜鉛など、ミネラルの吸収まで
妨げる場合があります
食物繊維の摂取量の目標は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、女性18g以上、男性21g以上(ともに18~64歳の場合)です。
食物繊維のサプリメントを摂取する場合は、適正量を守り、身体との相性も確認しましょう。
身体の新常識 第24話 グルテンフリーで健康になる?
グルテンフリーとは「グルテンフリー」とは”グルテン”を含む食品、つまり小麦を原料とする食品の摂取を制限する食事法。注目のきっかけは海外の有名スポーツ選手や有名モデルが実践し、体質改善の効果が現れたことでした。
現在、欧米ではグルテンフリーを謳うメニューや加工食品が増え、日本でも小麦の代わりに大豆などを使用したグルテンフリー食品が手に入れるようになりました。
減量法となりえるか
ダイエット、日本語の罠?
「ダイエット(diet)」は日本語に訳すと食事法。したがって海外でいうところのグルテンフリーダイエットはグルテンを避ける“食事法”です。
しかし日本で「ダイエット」というと減量を差す言葉としての認識が強いため、やせることを目的としていると誤解している人も多いようです。
減量法と思わずとも、健康法の一つとして効果があると認識している人も多いですが、
健康な人が実践して何らかの効果があるという科学的根拠はまだ見つかっていません。
体調が良くなり体重が減ったケースは、「セリアック病」やグルテン不耐症による体調不良が改善した影響ではないかと考えられます。
小麦のグルテンなどのタンパク質は、パン、麺類、ケーキ・クッキー・和菓子などのほか、唐揚・天ぷら・とんかつなどフライ食品の衣、カレーのルウやホワイトソース、ミートソースなど、小麦粉を使った食品は多種多様です。
グルテンフリーで痩せたつもりが、実はただクッキーやお菓子を控えたから…、小麦を避けたら食べられるものが極端に減った…という可能性も 。
グルテンフリーのデメリット
日本人に多く見られる乳糖不耐症。牛乳を飲むと腹痛になる人、いらっしゃいますね。
同様に、グルテンを摂取すると消化器系に影響がでる人も一定数いるようです。
そのような方にはグルテンフリーが有効ですが、安易にグルテンフリーを行うと小麦食品をばっさり排除することになるため、栄養バランスの偏りを招きやすく、健康上のリスクもあります。
自己判断で長期間継続して行うことは避け、必ず医師の指導のもと行う必要があります。
また、健康な人が実態を知らずにグルテンフリーを取り入れるとビタミンBや食物繊維が不足し、かえって太る原因となったり、別の健康被害をもたらす可能性もあります。
身体の新常識 第23話 ゼロカロリーの人工甘味料が
ゼロカロリーをうたった清涼飲料水やお菓子など、選んでしまうことありませんか?ちなみに私も、”ゼロカロリー”とそうでないものが、並んでいたら、思わず”ゼロカロリー”を選んでしまいます。
このゼロカロリー食品には、”人工甘味料”と呼ばれる砂糖の代わりが入っていることはよくご存知かと思います。
最近、この「人工甘味料が、体に良くないかもしれない」と言われるようになってきました。
WHOからの見解・勧告
とくに、2023年7月にWHOから「”アスパルテーム”という人工甘味料に発がん性の可能性(特に肝臓がん)がある」という見解が出され、話題になりました。
一方で、その少し前の2023年5月にもWHOから、人工甘味料に関する勧告が発表されていたのです。
① 砂糖の代わりに人工甘味料を使っても、長期的にはダイエット効果にならない
② 人工甘味料を長期に摂取していると、健康上望ましくない影響が出る可能性がある
ちなみにこの勧告は、歯磨き粉、スキンクリーム、医薬品などの人工糖分を含むパーソナルケア製品や衛生製品には及ばないという。
また、砂糖自体に由来する低カロリーの砂糖や糖アルコールも含まれません。
人工甘味料 “エリスリトール”とは?
”エリスリトール”は、果物や野菜のもごく少量含まれているそうですが、人工甘味料として添加される場合には、自然のレベルよりも1000倍程度まで濃縮されるのだそうです。
エリスリトールは、体の中でほとんど代謝れず、尿中として排泄されます。
そのため、”ゼロカロリー”または”非栄養”甘味料、さらには”天然”甘味料としてうたわれ、人気が急速に高まっているそうです。
エリスリトールによって血液がネバネバ!?
この粘着力が上がると、血管の中で”血栓”という血液の小さな塊が作られてしまい、それが詰まると脳梗塞や心筋梗塞と呼ばれる疾患の原因となるわけです。
健康な人でも、人工甘味料入りのアイスクリームや清涼飲料水を摂取すると、血栓ができやすくなるレベルまで血液内にエリスリトールが数日間残存していたということです。
ということは…
エリスリトールは尿中に排泄されることを考えると、腎臓が悪い人の場合には、尿からの排泄機能が落ちているため、さらに長くエリスリトールが体内に残ってしまう可能性が考えられます。
腎臓が悪い人は、そういった意味でも特に注意が必要かもしれません。
身体の新常識 第22話 卵は一日10個以上食べてもコレステロール値に変化なし
卵はコレステロールが多いため、控えている方も少なくないようです。しかし、最近の研究では、卵を毎日食べてもコレステロール値にそれほど影響しないことが分かってきました。コレステロールの多くは体内で合成
卵はコレステロール含有量が高く、中サイズ1個(中身55gの場合)で204mg含まれます。
日本人が食事から摂取するコレステロールはおよそ300mg程度で、卵が占める割合が最も多くなっています。
かつての厚生労働省の「日本人食事摂取基準2010年版」では、食事からのコレステロールの目標量は、1日あたり男性750mg未満、女性600mg未満とされており、卵を取り過ぎないよう注意が呼びかけられてきました。
しかし、世界中の疫学調査を評価すると、卵の摂取量と動脈硬化性疾患とは関係ないことが分かってきました。
日本人のデーターを見ても、1日に卵を2 個以上食べた人と、ほとんど食べない人との間に死亡率の差は見られませんでした。
コレステロールは体内でも合成され、その量に比べると食事から取るコレステロールは1/3 ~1/7に過ぎません。
また、食事から取る量が増えると体内の合成量は減り、足りなければ合成量が増えるように私たちの体の中で調整されます。
このような知見から、5年ごとに見直しが行われる「日本人の食事摂取基準2015年版」からは、食事からのコレステロールの目標量は定められなくなりました。
米国でも、コレステロールの基準がなくなりました。
この頃から「卵は控えなくてもよい」という話を、聞くようになりました。
バランスよく健康な食生活を
確かに、食事からのコレステロールが、血中コレステロール値に直接の影響を与えないのであれば、卵をたくさん食べても大丈夫そうです。
しかし個人差もあって、食事中のコレステロールの量に影響を受ける人もいて、誰もが量を気にしなくてもよいというわけではありません。また、脂質異常症のある人(LDLコレステロール値が高い人など)は、卵だけでなく、コレステロールが多く含まれる食品全般を食べ過ぎないようにしましょう。
一方、卵を毎日1個食べる人は、ほとんど食べない人に比べて、脳卒中や心血管疾患のリスクが低下するという研究も発表されています。
また、日本人の研究では、卵を1日1個以上食べても糖尿病発症リスクは上昇しないことも示されています。
高齢者では、コレステロールを制限しようと卵を控えたりすると、タンパク質不足となり、低栄養になる可能性もあります。むやみに卵を控える必要はなさそうです。
年末年始の休診のお知らせ
年末年始の休診のお知らせ12 달 29 日 (日) 休診
30 日 (月) 午前の部 診療
31 日 (火) 午前の部 診療
1 달 1 日 (水) 休診
2 日 (木) 休診
3 日 (金) 休診
4 日 (土) 休診
5 日 (日) 休診
6 日 (月) 午前の部 診療
10 日 (金) 午前の部 診療
本年中は格別のご厚情を賜り感謝にたえません。
ご家族皆々様おそろいにて、幸多き新年をお迎えことと
ご祈願させていただきます。
池田鍼灸治療院
身体の常識 第21話 無理なく続けられるDASH食の開発
減塩への高いハードル高血圧の原因は、ストレスや喫煙、肥満など様々ありますが、日々の食生活における塩分の取りすぎも大きな原因の一つです。
日本高血圧学会では、1日の食塩摂取量を6 g未満とすることを推奨していますが、もともと塩分摂取量が多い日本人にとって、この目標値を達成することは容易ではありません。
さらに、マルハニチロがお客さまを対象に実施したアンケートでは、減塩に対するイメージとして、「減塩した食品はおいしくないと思う」に対して「当てはまる」と回答された方が3割以上で、おいしくない、価格が高いといったイメージから、減塩食の実行・継続には高いハードルがあることが分かりました。
塩分の排出を促す食事 DASH食
DASH食とは、1990年代にアメリカで提唱された、高血圧予防・改善を目的とした食事方法で、その特徴は大きく2つあります。
● ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム)や食物繊維、たんぱく質(血管を
丈夫に保つ)を増やす
● 飽和脂肪酸やコレステロールを減らす
これらの、増やす栄養素と減らす栄養素を組み合わせることで、身体から余分な塩分を排出することを促します。
日本人向けDASH食の開発
DASH食は、それぞれの栄養素単独では弱い降圧作用しかなくても、組み合わせることで大きな作用が期待できるため、実感性が高いという利点があります。
しかし、低脂肪乳製品やナッツ、シリアル、果物・野菜を多用するアメリカ式のDASH食メニューは、日本人にとって必ずしも実践しやすいものばかりではないため、より身近で手軽な日本人向けDASH食の開発に着手しました。
日本人向けDASH食では、主に以下の点をポイントに開発を行いました。
1)和食を中心にメニュー構成。出汁や香辛料を使い、満足できる味付けに。
2)食材と味付けは日本人になじみ深いものを中心に使用する。
3)中高年の方でも無理なく完食できる量、手軽に食べられる形態とする。
4)減塩を組み合わせて、降圧作用を最大化させる。
SNS (영어)