身体の新常識 第23話 ゼロカロリーの人工甘味料が

2024年12月18日

 ゼロカロリーをうたった清涼飲料水やお菓子など、選んでしまうことありませんか?
ちなみに私も、”ゼロカロリー”とそうでないものが、並んでいたら、思わず”ゼロカロリー”を選んでしまいます。
 このゼロカロリー食品には、”人工甘味料”と呼ばれる砂糖の代わりが入っていることはよくご存知かと思います。
最近、この「人工甘味料が、体に良くないかもしれない」と言われるようになってきました。

WHOからの見解・勧告

 とくに、2023年7月にWHOから「”アスパルテーム”という人工甘味料に発がん性の可能性(特に肝臓がん)がある」という見解が出され、話題になりました。
 一方で、その少し前の2023年5月にもWHOから、人工甘味料に関する勧告が発表されていたのです。

 ① 砂糖の代わりに人工甘味料を使っても、長期的にはダイエット効果にならない
  ② 人工甘味料を長期に摂取していると、健康上望ましくない影響が出る可能性がある

 ちなみにこの勧告は、歯磨き粉、スキンクリーム、医薬品などの人工糖分を含むパーソナルケア製品や衛生製品には及ばないという。
また、砂糖自体に由来する低カロリーの砂糖や糖アルコールも含まれません。

人工甘味料 “エリスリトール”とは?

 ”エリスリトール”は、果物や野菜のもごく少量含まれているそうですが、人工甘味料として添加される場合には、自然のレベルよりも1000倍程度まで濃縮されるのだそうです。
 エリスリトールは、体の中でほとんど代謝れず、尿中として排泄されます。
 そのため、”ゼロカロリー”または”非栄養”甘味料、さらには”天然”甘味料としてうたわれ、人気が急速に高まっているそうです。

エリスリトールによって血液がネバネバ!?

 この粘着力が上がると、血管の中で”血栓”という血液の小さな塊が作られてしまい、それが詰まると脳梗塞や心筋梗塞と呼ばれる疾患の原因となるわけです。
 健康な人でも、人工甘味料入りのアイスクリームや清涼飲料水を摂取すると、血栓ができやすくなるレベルまで血液内にエリスリトールが数日間残存していたということです。
ということは…
 エリスリトールは尿中に排泄されることを考えると、腎臓が悪い人の場合には、尿からの排泄機能が落ちているため、さらに長くエリスリトールが体内に残ってしまう可能性が考えられます。
腎臓が悪い人は、そういった意味でも特に注意が必要かもしれません。


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