2024年11月23日
身体の新常識 第19話 糖尿病と鍼灸
糖尿病とは糖尿病には自己免疫異常などの関与が考えられる1型糖尿病と遺伝や生活習慣などが原因で発症する2型糖尿病があり、糖尿病は主に2型糖尿病のことを意味します。
2型糖尿病(糖尿病)は血液中のブドウ糖(血糖)が正常よりも多くなる病気です。
初期の頃は自覚症状がほとんどありませんが、血糖値を高いまま放置すると、徐々に全身の血管や神経が障害され、いろいろな合併症を引き起こします。
糖尿病の原因には遺伝と高カロリー、高脂肪食、運動不足などにより引き起こされる「インスリンの作用不足」などが考えられます。
インスリンは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞でつくられるホルモンで、血糖値を下げる働きがあります。
糖尿病では「インスリンの作用不足」を改善し、血糖値を上手にコントロールすることが大切です。
そうすることで、病気の進行を防ぎ、合併症を予防することができます。
このような症状の方は糖尿病の疑いがあります。
?のどがよく渇く
?尿の回数、量が多い
?体重が急激に減った
?全身がだるく、疲れやすい
?目がかすむなどといった視力障害
?尿に糖が出る
鍼灸施術にできることは?
糖尿病の初期でまだ薬物療法には至らず、食事療法・運動療法を中心に様子をみている段階では、鍼灸はとても有効に使えます。
食事療法・運動療法の効果が効率良く発揮され、血糖のコントロールも鍼灸施術で十分行える事が多いですし、病気の進行や合併症を予防できます。
また口渇、多尿、倦怠感、などの不快な症状を取る働きも期待できます。
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