2024年11月

身体の常識 第21話 【衝撃!】タバコよりも体にわるい食べ物5選

2024年11月30日

 健康に悪影響を与える代名詞ともいえる「タバコ」ですが、
実は今回紹介する食べ物を食べ続けると、場合によっては
【タバコよりも健康を害する】可能性がある食べ物があります。
健康に気をつけている方は添加物などは考慮しているかもしれませんが、
それ以外にも危険な食べ物は皆さんの身の周りにたくさん隠れているのです。

 そこで今回は
【食べ続けると病気の原因になるかもしれない食べ物】を5つ紹介します。
予防医療的にも、これらの食べ物を摂取することはおすすめしません。

1.牛乳
牛乳に含まれるタンパク質の約80%を占めるカゼインは、腸を傷つけます。
カゼインが未消化で腸に送り込まれ、腸に炎症を起こすことで
腸粘膜のつながりが悪くなりバリアが破たんし腸に穴が開きます。
そして本来体内に入るべきでない物質が血液中に入り込んでしまいます。
さらに必要な栄養の吸収ができなくなったり、
腸内免疫が狂ってしまったりもします。
これを、リーキーガット症候群と言います。
これにより慢性的なアレルギー症状や免疫異常を起こすのです。
また、牛乳のカゼインからカゾモルフィンというモルヒネ様物質が出ます。
これには依存性があり、牛乳が好きでなかなかやめれないといったことが起こります。
さらに牛乳にはカルシウムが豊富に入っておりますが、
牛乳のカルシウムは残念ながら吸収されません。
本来カルシウムは、体内で吸収されるために
胃でイオン化されたあと、腸で吸収され栄養素として使われます。
しかし、牛乳中のカルシウムの多くがカゼインと結合しているためイオン化せず、
吸収されないのです。

2.パン
パンにはグルテンが含まれます。
グルテンとは、小麦やライ麦に多く含まれるタンパク質です。
グルテンは消化しづらく、消化出来なかった未消化物が腸を傷つけることがあります。
原理はカゼインと一緒です。
これにより腸に穴が開き、免疫異常やアレルギーを引き起こします。
菓子パンは最悪です。
グルテンに加え添加物や砂糖が大量に入ってます。
血糖値の急上昇や急降下を起こし、糖尿病や動脈硬化のリスクを高めます。
グルテンはパン以外にもうどん、ラーメン、パスタなどに入っています。

3.ハム
ハムやベーコンには亜硝酸ナトリウムという発色剤が入っております。
これは食品添加物で、ピンク色などに発色させます。
亜硝酸ナトリウムは食肉に含まれるアミンという物質と結びついて、
ニトロソアミンという発がん性物質に変化します。
摂取し続けると、がんになるリスクが高まると言われております。
手軽な予防法があります。
ハムは1枚ずつ15秒ほど湯通しするだけで発色剤がうんと減らせます。
ハムやソーセージは、湯通ししてから食べましょう。

4.栄養ドリンク
栄養ドリンクには、
安息香酸ナトリウムという添加物が含まれていることが多いです。
安息香酸ナトリウムは、食品の腐敗を防ぎ、
カビや細菌が増殖するのを防ぐための保存料として
多くの食品に使われている添加物です。
健康ドリンク系の飲料水で使用されることが多く、
誰もが知っている健康ドリンクにも使用されています。
安息香酸ナトリウムのみを大量に摂取することは
健康を害する要因になりますが、それ以外に恐ろしいことがあります。
安息香酸ナトリウムと一緒に、ビタミンCなどを摂取すると、
猛毒のベンゼンが生成されることがあります。
ベンゼンには、発がん性があり、白血病を引き起こすリスクがある物質です。
健康ドリンクでサプリメントを飲むのは絶対にやめてください。

5.マーガリン
動物性脂肪から作られるバターは体に悪い、
植物油から作られているマーガリンは体によいといわれます。
はたして、本当でしょうか?
マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸はLDLコレステロールを増加させ
心血管疾患のリスクを高めるといわれています。
2003年にWHOは1日1%未満に控えるようにとの勧告が出されました。
これを受けアメリカでは2018年よりトランス脂肪酸の使用を禁止としました。
朝ご飯の定番である、パンとマーガリン。
この生活をずっと続けていたらと思うと恐ろしいですね。

いかがでしたか?
もしかすると日常的に食べているものもあったのではないでしょうか?
5つの共通点をみると【手軽で簡単なもの】【安価なもの】【よくCMで見るもの】
などが多いようなイメージです。

食事は健康への一番大事な投資です。
何を食べるかより、何を食べないかが大事!
そうやって自分のカラダは自分で守りましょう。
しっかりと自分の体が喜ぶような食べ物を選んであげてください。


身体の新常識 第20話 注意すべきはカロリーではなく「糖質」オーバー

2024年11月27日

糖尿病の改善や予防には、「摂取カロリー」に気を付けた食生活が必要・・・・・・
と考えてきた人が多いのではないでしょうか。
実際、従来の糖尿病の食事療法は、標準体重から算出した一日の摂取カロリーを定めた上で、このうち50~60%は糖質のものを摂るという「カロリー制限食」が主流でした。

 ところが近年、新たに考え方として注目を集めてきたのが「糖質制限食」です。
ご飯やパンをはじめとした糖質を制限し、代わりにタンパク質や脂肪、野菜などはいくら食べても良いという食事療法をいいます。
 糖質制限食を始めると、速やかに血糖値が下がるというメリットがあります。
血糖値を直接上昇させるのは糖質だけという生理学的事実がありますから、それを抑えることで血糖値が下がるのは当然です。
そして糖質制限を続けることで薬剤投与の必要性が下がるほか、インスリンの量を少なめにして血糖コントロールが出来ていくようになります。

 ただし、過剰な糖質制限はやはり禁物。炭水化物や脂質も健康な体作りには一定の摂取は必要だからです。
 ちなみに成人が一日摂るべき糖質量は250~300gといわれていますから、その半分の130g以下を目安に、一日の糖質の摂取を考えていくようにしましょう。

身体の新常識 第19話 糖尿病と鍼灸

2024年11月23日

糖尿病とは
 糖尿病には自己免疫異常などの関与が考えられる1型糖尿病と遺伝や生活習慣などが原因で発症する2型糖尿病があり、糖尿病は主に2型糖尿病のことを意味します。

 2型糖尿病(糖尿病)は血液中のブドウ糖(血糖)が正常よりも多くなる病気です。
初期の頃は自覚症状がほとんどありませんが、血糖値を高いまま放置すると、徐々に全身の血管や神経が障害され、いろいろな合併症を引き起こします。

 糖尿病の原因には遺伝と高カロリー、高脂肪食、運動不足などにより引き起こされる「インスリンの作用不足」などが考えられます。
インスリンは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞でつくられるホルモンで、血糖値を下げる働きがあります。
糖尿病では「インスリンの作用不足」を改善し、血糖値を上手にコントロールすることが大切です。
そうすることで、病気の進行を防ぎ、合併症を予防することができます。

このような症状の方は糖尿病の疑いがあります。
?のどがよく渇く
?尿の回数、量が多い
?体重が急激に減った
?全身がだるく、疲れやすい
?目がかすむなどといった視力障害
?尿に糖が出る

鍼灸施術にできることは?
 糖尿病の初期でまだ薬物療法には至らず、食事療法・運動療法を中心に様子をみている段階では、鍼灸はとても有効に使えます。
 食事療法・運動療法の効果が効率良く発揮され、血糖のコントロールも鍼灸施術で十分行える事が多いですし、病気の進行や合併症を予防できます。
また口渇、多尿、倦怠感、などの不快な症状を取る働きも期待できます。

お灸の講座 受講

2024年11月20日

11月17日、愛知・岐阜・三重合同研修に参加させていただきました。
 三村直巳先生による
「灸のメカニズム・臨床」についての講義・実技でした。
 お灸とは、ヨモギの裏側にある綿毛を乾燥させた「もぐさ」と呼ばれる熱源に火を点け、不調を感じる部分やツボがあるポイントなどに据える治療法です。
 なじみのない人には“熱い”といったイメージが先行しがちですが、お灸が不調の治療予防に用いられる理由はどこにあるのでしょう?
「お灸は火を使いますから、熱いというのは間違いありません。ただ、我慢できないほど熱いものでもありません。お灸を据えると初めのうちは温かく、次にピリピリとした熱感を感じるようになります。この熱刺激に体が反応して、ピンポイントで血流が促進されます」
 お灸について詳しく知らない人でも、「肩こりの解消にお灸」といった印象はあるはず。これは“温めると体がやわらかくなる”とイメージするとわかりやすいかもしれません。例えば、肩こりとは肩周辺の筋肉が緊張してしまい、血行不良を起こしている状態。これをお灸の温熱により、改善させているのです。
 「お灸を据えると、お香のような独特な匂いがします。これはもぐさの原料であるヨモギに含まれるシネオールという香りの成分に由来しています」

身体の新常識 第18話 脂肪肝対策の最強食材は何といっても「酢納豆」

2024年11月16日

 脂肪肝とは、肝臓に脂肪が蓄積された状態のことをいいます。
炭水化物や脂肪など糖質の摂り過ぎや、過剰な飲酒によって引き起こされることがほとんどで、糖尿病の原因としても注意が必要です。
また悪化すると肝炎を引き起こし、肝硬変へと進展してしまう可能性がある怖い病気といえます。

 脂肪肝を防ぐには日頃からの食生活に留意することが不可欠でが、なかでも血糖値の急上昇を抑える食物繊維を多く含む野菜類や海藻類を積極的に摂ることが大事です。
また、脂肪分の少ない肉や魚、大豆製品、卵などの「良質なタンパク質」も合わせて摂るようにしましょう。
 こうした、条件を兼ね備え、脂肪肝を防ぐ食べ物として注目されているのが「納豆」です。
納豆は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれた良質なタンパク質を有し、適度な脂質と炭水化物、食物繊維もちょうどよい加減で含んでいます。
脂肪肝を寄せ付けない最強の食べ物といえます。

 なかでも最近になって注目されているのが、納豆に酢を混ぜた「酢納豆」の相乗効果。
納豆の栄養価に加え、酢の酢酸には血糖値の急上昇を抑える働きがあり、脂肪肝の退治に最適です。
 酢を黒酢にアレンジすれば、風味やコクが加わって食べやすさが倍増するのも工夫の一つ。

11月の診療・休診のお知らせ

2024年11月11日

11月の診療・休診のお知らせ

  秋の声が聞こえる美しい季節が到来しました。
ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 さて、11月は下記の要綱で診療・休診させて頂きます。

11月23日(土)勤労感謝の日
     通常通り診療します。    


   28日(木)午後の診療    
           臨時休診
 




身体の新常識 第17話 脾胃の働きが悪いと、肥満になる

2024年11月1日

 漢方では、肥満の原因は「食べ過ぎと運動不足」だけでなく、「体質」にも問題があると考えています。
肥満を生む体質には、「脾胃」のはたらきが関係しています。
脾胃は、飲食物を消化吸収し、代謝するはたらきがある臓腑です。
現代的な胃腸のはたらきだけでなく、からだ全体のエネルギーを作り出していく大切な役割を担っていると考えられています。
 脾胃が強く、消化・吸収・代謝のはたらきがすぐれていれば、食べ物をとりすぎても容易に太ることはありません。

 例えば、スポーツ選手の多くは普通の人よりもたくさん食べますが、肥満の人はあまり見かけません。
それは運動をしていることによって、基礎代謝能力が備わっているからです。
 しかし、普通の人がスポーツ選手と同じような食事を摂り続け、その人がもっている脾胃のはたらきを上回ってしまうと、代謝しきれない栄養物が体脂肪としてからだ中に蓄積されてしまいます。

 一方で、食が細く、あまり食べない人が太ってしまうことがあります。
こうした食の細い人は、体質的に脾胃が弱いと考えられます。
消化吸収機能が低下していると、食べる量は少なくても日常的に代謝障害を起こし、からだ中に余分な水分が溜まってしまうのです。
このようなことから、肥満については脾胃のはたらきを高めることが、漢方鍼灸治療のポイントになります。