新身體常識 第16集 手腳麻木

2024十月 21 -

 ? 手足の痛み・シビレ・つっぱりの原因は、神経の圧迫が原因であると言われています。
  しかし、神経の圧迫があっても痛み・シビレ・つっぱりの症状が出ない方もいます。
  つまり、痛み・シビレ・つっぱりの根本的な原因は、あなたの「身体の内側」にあると考えています。

具体的には、・・・・
 o 手足の痛み・シビレ・つっぱりは、漢方(鍼灸)では淤血(おけつ)と言われる病態が原因であると
  考えています。
 淤血とは、一言で言いますと、血行障害です。
 o 淤血を、もう少し詳しく説明いたしますと、・・・・
  ?冷え・湿気などが身体に悪影響を与える。
  ?その影響が、後縦靭帯およびその周囲に及ぶと、腰で局部的な炎症が発生する。
  ?炎症が発生した結果、血流が悪くなってしまう。
  ?血流の悪化は、血流を「川の流れ」に例えれば、その流れに「澱(よど)み」を発生させる。
   この、「血液の流れの澱み」を、漢方(鍼灸)では淤血(おけつ)と呼んでいます。

 o 淤血が発生して、血行不良が起きれば、新鮮な酸素や栄養が不足してしまいます。
  酸素と栄養の不足は、神経とその周囲の組織に対して、「このままでは細胞が死んでしまう」という状況を
  引き起こします。
 o そのため、神経及びその周囲の組織は、痛みと痛み・シビレ・つっぱりという
  「緊急警報」とでも言うサインを出すのです。

?つまり、・・・・・
 o 冷え・湿気などが身体に悪影響を与える。
 o その結果、淤血が発生する。
 o 淤血は、血行不良を引き起こす。血行不良は、酸素や栄養の供給不足を引き起こす。
 o そのため、神経及びその周囲の組織は、痛み・シビレ・つっぱりという「緊急警報」とでも言う
  サインを出す。

 あなたの「身体の内側」で以上のことが起きているのが、痛み・シビレ・つっぱりの根本的な原因であると、漢方(鍼灸)では考えています。
 o「血液の流れに澱み」が発生した結果、その「淀んでいる血液」は、本来の血液としての働きが
  出来なくなってしまいます(例えて言えば「澱んでいる血液」は「腐ってしまう」)。
 o その結果、新鮮な血液の不足を引き起こしてしまいます(漢方鍼灸では、
  この状態を「気血不足(きけつふそく)」の状態と呼んでいます)。

 ?したがって、漢方薬による痛み・シビレ・つっぱりの治療法は、・・・・
 o 冷え・湿気などにより被害を受けた身体を立て直す。
 o 神経及びその周囲の組織に発生してしまった淤血を取り除く。
 o 症状が長引いている(半年以上)の方の場合は、「新鮮な血液の不足」を解決するために、
  それを補ってやる(漢方鍼灸では、この働きを「気血双補(きけつそうほ)」と呼んでいます)。

 以上働きをする漢方薬・鍼灸施術することで、痛み・シビレ・つっぱりを、その根本的な原因から治してゆくことが出来ます。

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