2024年4月27日

漢方の暮らし 第90話 気滞はいろいろな不調を起こす

2024年4月27日

 ●肝に気滞が起こると
  イライラ、脇腹が苦しい、悶々とする、ため息が出る、胸や脇腹が張って痛む、パニック症状、ノイローゼ、
のぼせ、怒りっぽくなる、月経前に月経痛ある、激しい頭痛、偏頭痛、目が紅くなる

 ●心に気滞が起こると
  動悸、不眠、心臓神経症

 ●胃腸に気滞が起こると
  ゲップ、おなら、口中の違和感、吐き気、めまい、胃痛、下痢、便秘

 ●腎に気滞が起こると
  性欲減退、頻尿、残尿感、難聴、突発性耳鳴り

 ●肺に気滞が起こると
  喘息、空咳、喉の詰まり、息切れ

 「気滞」の状態が続いて検査で原因が見つけられないと、いわゆる「神経性〇〇〇」という病名がつくことがあります。
 そのような不調はもとより、ストレスは免疫細胞のパトロールを阻害して免疫力を低下させます。
ストレスから胃がんや大腸がんが発生することはよくあります。

 次回は、身体の不調、ストレス解消について考えましょう。