漢方の暮らし 第84話 西洋医学には「冷え性」という病名はない

2024年3月30日。

 漢方では「冷え性」という病名(証)があります。これは「未病」です。
「未病」とは、医学でいう健康と病気の間のグレーゾーンの状態をいいます。
漢方ではこの「未病」を治す方法がいろいろある点が西洋医学と比べての長所です。

 冬になるとやる気が起きない、寒くて布団から出らでない、寒い日は一日中寝ていたい、寒い日は元気が出ない
など、「冷え性」の方は特に冬になるといろいろな不調が起こりやすくなります。
 また風邪をひきやすく、治りにくいといった免疫力低下の原因になります。

 「未病」「冷え性」だけでありません。
なんだかいつもイライラする、些細なことで不安になる、ストレスに弱い、集中力がない、食べないのに太る、
雨の日になると身体が怠い、下半身が太る、シミやしわが出やすい…そういった不調こそ「未病」です。
 「未病」は毎日のちょっとした生活習慣、食事を見直すことで改善することができます。
季節ごとに起こりやすい「未病」を改善する工夫や食べ物について一緒に勉強して参りましょう。
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