漢方の暮らし 第77話 冬のおすすめ早寝と朝寝坊

2024年3月2日

 「黄帝内経」には、冬は早寝して朝寝坊するくらいの方が良い、記載されています。
朝が苦手な方にはビッタリですね。

 一年には「陰陽」の移り変わりがあります。
3月の春分の日は朝と夜の時間が同じになって、そこから本格的に「陽」の出番です。
冬に蓄えたエネルギーを少しずつ外に出していく季節です。

 6月の夏至は「陽気」が最も盛んになって木々は生い茂り、「万物が成長する季節」です。
エネルギーが一番高まる季節、長くなった一日を有効に過ごすために、夜は遅くまで起きて仕事をして朝は早く起きるのが良いのです。

 9月の秋分の日からまた「陰陽」が入れ替わり、「陰」が生まれ、「万物が成熟して収穫される季節」です。
少しずつ冬の陰に備えてエネルギーを蓄え始める時です。

 12月の冬至は「陰」が最も深くなり、「万物の生気が閉じこもり、陽の季節に備えて休養する季節」です。
冬は春や夏の成長を促し、秋に収穫を迎えるためのエネルギーを蓄える季節なのです。
 無理な活動を控えて、遠慮しないで、のんびり過ごしたい方に都合の良い季節です。

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