2024年2月3日
漢方の暮らし 第73話 立春の日には
立春は冬から春に変わる喜ばしい日といわれています。冬に眠っていた動物は冬眠から覚めて、草花は地面から顔を出し始めるころです。
旧暦の頃は立春の日が一年の始まりと考えられていたといいます。
つまり、立春は正月に当たり、前日の節分は大みそかになります。
中国では春節といって、日本の正月に当たり、連休になり、爆竹を鳴らしてお祝いします。
節分には、新しい年に鬼が来ないように豆まきをしますが、この豆を年の数だけつかんで食べると一年中健康に過ごせる言い伝えがあります。
節分の日には鰯の頭を柊で刺して、玄関に飾るという風習もあります。
鰯の臭い匂いと柊の棘で鬼が退散するそうです。
禅寺では、新しい年が大吉であるように「立春大吉」と書いて門前や家の玄関にお札を貼るそうです。
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