漢方の暮らし 第67話 「気」はエネルギー

2024年1月13日

 中医学では、「血」「水」「精」「陰」の物質で自分では動けず、「気のエネルギー」で運んでもらうのです。
「気」「血・水・精」を身体中に運ぶ役割があるというわけです。

 「気」とは「素粒子」であると考えています。
「素粒子」とは、物質をバラバラにして最終的に行き着く一番小さな物質のことです。
この世界の机や鉛筆などの物質や動植物など、あらゆるものは分解するとすべて「素粒子」になるというのです。
「素粒子」は目に見えなくても、宇宙の中や人の体の中を通り抜けるエネルギーを持っています。

 身体の中の「血・水・精」は元素から出来た目に見える物質。
「気」は目に見えない電子のような素粒子。
「気」「素粒子」と考えられるなら、宇宙のすべての物は「気」から作られたという東洋医学の照明になります。

 中医学で考えるエネルギーは「気」と呼ばれ、「経絡」という電線のような連絡網を使って流れています。
ヨガで考えるエネルギーは「プラーナ」と呼ばれ、「チャクラ」という連絡所でエネルギーを交換しています。
霊的なエネルギーを表現する「オーラ」という言葉があります。

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