漢方の暮らし 第47話 夏は熱中症と免疫力低下に注意

202323 de agosto de 2010

 夏は湿気と共に、「陽気」が盛んになり温度が最も高くなる季節です。
高温多湿の時期に注意しなくてはならないのは、「熱中症」と元気の消耗です。

 暑い夏は身体の熱を放出するために汗をかき、汗から水分が蒸発することによって身体を冷やそうと働きます。
しかし、暑さによる汗のかきすぎは水分や塩分も一緒に消耗して体の中のミネラルバランスを崩します。
また湿度が高いと汗の蒸発を妨げるので、身体に熱が籠ったままになってしまいます。
 身体に高温になったまま、ミネラルバランスが崩れると、自律神経が乱れ、眩暈や痙攣、頭痛などが起こり、
そのまま手当が遅れると命の危険もあるのです。
 「熱中症」の予防には温度と湿度を調節すること、こまめな水分補給が必要です。

 漢方では「熱中症」と同時に、「気」の不足「気虚」が起こることを心配しています。
暑さによって、汗と一緒に「気」が消耗してしまうのです。

 身体の熱を冷ます食材
  苦瓜、胡瓜、糸瓜、冬瓜、蓮根、トマト、セロリ、西瓜、バナナ、キウイフルーツ、ハッカ、緑豆、豆腐
 茶、菊花、大麦、小麦、蕎麦、蟹、蜆、昆布など

 喉の乾きを止める食材
  トマト、胡瓜、蓮根、西瓜、メロン、桃、レモン、蜜柑、葛など

 口や喉を潤す食材
  ザクロ、杏、葡萄、蜜柑、レモンなど

 皮膚や身体に潤いを与える食材
  豆腐、黒豆、杏、クコの実、白きくらげ、牛乳、蓮根、黒胡麻、牡蠣、鶏肉、豚肉など

 それぞれの症状に合わせて利用することをお勧めします。
ちょい足し漢方には、西瓜、杏、クコの実、白木耳、黒胡麻、牡蠣などをお勧めです。

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