名古屋市中央倫理法人会に集まれ

20224月16日

先日、名古屋中央倫理法人会のMSで、会員発表をさせて頂きました。
 今回は、2月8日に「愛知県知事表彰」を授与した時の回想を話させていただきました。

 この度、2月8日に「公衆衛生学の向上に寄与した」とのことで、愛知県知事表彰を授与しました。
これは、私の力ではなく、両親はじめ、周囲の先輩諸先生方や仲間のお力による賜り物です。
 私は生まれてまもなく高熱に侵され「小児麻痺」となり身体が不自由となりました。
母親の厳しいリハビリ・教育と学校の恩師・友人に恵まれ、健常者の人たちと一緒に学校生活を過ごし、今の職につけました。
 転んでも、自分で立ち上がるまで、陰で見守ってくれた母、周りからは親ではない鬼だと言われても整然と見守り、「この子は一人で生きていくのだ」と言って、何事も一人でやらされていました。
その時、「手足が過多和でも、心の過多和になるな」と言われ続けて教えられました。
また、その頃は貧しい時で、父親と私には貧しい思いをさせまいと思い、着るもの、食べ物を自分が我慢してまで尽くしてくれました。
それは、自分より他人に喜んでいただき、
その喜びが、自分の喜びであることを教えられました。
 恩師も「手足が不自由だから」と甘やかされず、みんなと一緒にできるまで何事もやらされました。
例えば、マラソンなど、遅れても走りきるまで何時間も待ってくれ、最後まで見守ってくれました。
一切、特別扱いされず学校生活を送ってきました。
そのおかげで、自分が障害者と思わず毎日が過ごせ、多くのお友達に囲まれ、助けられ過ごしてきました。
 学校生活を終え、今の職についても、名古屋大学の医局部に入局させていただき多くの病院で学ばせていただき、派遣された病院ではいつも可愛がっていただきました。
鍼灸業界に入り、開院しても先輩にあたる先生方に色々な知恵を預かり学ばしていただき感謝一杯です。
 この様に、生まれて障害を持つ身になっても私の周りに両親・恩師・先輩・友人など多くの人たちが存在し、色々なことを体験させていただき教えられ、支援応援して頂きました。
 両親はじめ、皆さんのお力を貸していただけなければ、
今の自分がありません。
 両親や周囲の皆さんへの感謝は忘れず、しきれません。

 この恩は、自分の職「鍼灸」を通じて、皆様が健康で笑顔の毎日で長寿を願うのみです。
 しかしながら、「鍼灸施術」経験者は、国民の5%にしかいないのが現状です。
鍼灸は痛い・熱いイメージあり、施術費も高値である。
それより、どの様な症状の時に罹ればよいか判らないのが原因だと思います。
 でも、実際は心地良い刺激であり、眠ることさえあります。
費用も、慢性疾患であり、医師の同意さえあれば健康保険で罹ることも可能です。
 整形外科疾患はじめ、内科、婦人科、耳鼻咽喉科にわたる多くの疾患に適応するだけでなく、スポーツコンディショニングや疾患予防などに利用されます。
 また、わざわざ治療院に来院しなくても、家庭に於いて自分で施術できます。
鍼の代用で、爪楊枝やボールペンの先を利用して、ツボに刺激を与える。お灸の代用でドライヤーを利用すれば、治療院と同じような施術が行えます。
 漢方・鍼灸は、「幸福の栞第7条 肉体は精神の象徴、病気は生活の赤信号・第8条明朗は健康の父、愛和は幸福の母」の教えと、共通した治療方針で、施術・処方されます。
 これからも、皆様への感謝を忘れずに、自分の業に尽力してまいります。
皆様、これからも私に懲りず、ご支援・ご鞭撻を賜りますようお願いします。



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