2021年

胸痛 重大な病気を疑え パート2

2021年10月13日

どんな人に、どんなときに現れるか

 胸痛で気を付けたいのは、中年~高齢者です。
強い胸痛を訴えて見た目にも重症感がある場合は、躊躇せずに救急車を呼ぶようにしてください。
呼吸困難や意識低下がみられる場合も緊急事態です。
胸痛のすべてが生命に関わるわけではありませんが、発熱やせき、皮膚の変化(赤みや水疱)、
胸やけなどの症状がある場合は注意が必要です。
呼吸によって胸痛が変化する場合は呼吸器の病気、
食後や寝ているときに胸痛が出る場合は消化器の病気(胃食道逆流症など)の関与が考えられますが、
例外も多く一概にはいえません。
1週間以上続くようであれば医療機関を受診してください。

どんな病気が関係しているか
「胸痛」の症状が現れる主な病気の中で、発症頻度の高いもの、特徴的なもの、
注意が必要なものをとりあげました。
症状とその特徴 説明 疑われる主な病気
・電気が走るようなチクチクした痛み(身体の左右どちらかに起こる) 肋骨に沿って走っている神経が痛む。身体を動かしたときに痛みを強く感じることがある 肋間神経痛

・強い胸の痛み(15分以上続く)
・動悸、息切れ、めまい、不安感、脱力感など 心臓に血液を運ぶ冠動脈が詰まり、栄養が足りなくなって心筋が壊死してしまう 心筋梗塞

・急に起こる激しく鋭い胸痛(裂けるような感覚)
・背中の痛み
 大動脈の壁の3層構造の一部が剥がれ、そこに血液が流れ込んで血管壁が裂けていく 大動脈解離

・鋭い胸痛(息を吸うとき)
・息苦しさ 肺の動脈に血栓が詰まる。血栓の多くは足の血管でできたもの 肺塞栓症(エコノミークラス症候群)

・胸痛(ピリピリ感、肋間神経痛)
・皮膚に赤みや小さな水疱が帯状にたくさんできる 症状は身体の片側に現れる。
 水痘(水ぼうそう)にかかったことがある人に起こる。最初は水疱がみられない 帯状疱疹

・胸痛、胸やけ(食後、横になったときに悪化する)
・長引くせき
 胃酸がのどに逆流することで粘膜に炎症を起こし、痛みが起こる 胃食道逆流症

《パニック発作》
・突然の強い不安
・めまい、動悸、息切れなど
 特定の状況でパニック発作が起こる。発作の一部として胸痛が出ることもある パニック障害

招き猫だよ~ん

2021年10月2日

招き猫だよ~ん

池田鍼灸治療院の息子です。

僕「トム」男の子、

右手を挙げて、皆様の金運・幸運を招く。

皆様のご来院を待っています。

重大な病気を疑え 胸痛  パート1

2021年10月1日


この症状が現れる主な病気 27件
?肋間神経痛 、帯状疱疹 、肺塞栓症(エコノミークラス症候群)、起立性調節障害
 筋肉痛、急性心膜炎、大動脈解離、胃食道逆流症、気胸、胸膜炎、心筋梗塞
 たこつぼ型心筋症、緊張性気胸、心タンポナーデ、食道裂孔ヘルニア、狭心症
 胆道感染症(胆のう炎・胆管炎)、縦隔腫瘍、食道炎・食道潰瘍、肺がん、肺結核
 機能性ディスペプシア 、大動脈弁狭窄症、食道アカラシア、中皮腫、慢性心膜炎
 腎細胞がん

 胸痛はその原因によって、大きく「胸の表面で起こる痛み」「胸の深いところ(内臓)で起こる痛み」
「胸ではないところに原因がある痛み」の三つに分けられます。
 胸の表面、すなわち胸壁(肺より外側にある、肋骨や横隔膜を含む組織)に原因がある場合は、
どこが痛むのか指で示すことができるのが特徴です。
刺すような痛みや、チクチクする痛みが多く、せきや呼吸により痛みが出ることもあります。
胸壁の神経や筋肉の炎症、けが、皮膚の病気(帯状疱疹など)、風邪などです。
 胸の深いところ(内臓)で起こる痛みは、重大な心臓や血管の病気(心筋梗塞、
大動脈解離、肺塞栓症など)である可能性があります。

下記のような症状がある場合は早めに医療機関(循環器科、内科)を受診してください。
救急車を呼んでもかまいません。
?胸が締め付けられるような痛み
?石をのせられたような圧迫感のある痛み
?胸が焼けつくような痛み
?前胸部や背中を移動しながら裂けるような痛み
?呼吸困難、冷や汗、吐き気、嘔吐、意識低下、失神などを伴う胸痛

 心臓や血管以外にも、食道や胃・十二指腸といった消化器の病気、肺炎や気胸など呼吸器の病気、
骨や筋肉の問題(整形外科の病気)などがあり得ます。
また、こころの病気(パニック障害や過換気症候群など)によるものもあります。

こわい頭痛(二次性の頭痛)

2021年9月24日

くも膜下出血
脳などの病気で起こる二次性の「こわい頭痛」の代表格は、くも膜下出血です。
典型的な症状
今まで経験したことがない突然の激しい頭痛
吐き気をともなうことが多く、意識を失うこともある
 ただし頭痛があまり目立たないこともあり、注意が必要です。ガーンとする衝撃感、気が遠くなる感じや、めまい感などの異変が、いきなり起こることが特徴です。
 くも膜下出血の多くは、脳動脈瘤という血管のコブが破裂することで起こります。
再出血が起こるとより重症となってしまうため、緊急の入院と早急な治療を要します。
ほとんどは救急車で病院に運ばれます。

しかし、脳外科の外来をしていると、まれに歩いて外来を受診されるくも膜下出血の方がおられます。軽度のくも膜下出血はCTでも診断がつかないことがあり、その場合はMRIや腰椎穿刺の検査が必要となります。

極端な話ですが、当初は風邪と考えられたものが実はくも膜下出血であったと言うこともあり得ます。くも膜下出血かどうかの診断は時として難しく、判断に迷うことも稀ならずあります。今まで経験したことのない突然の頭痛を自覚したときは、脳外科のある病院に救急受診するのが良いです。

●脳動脈解離(のうどうみゃくかいり)

 また最近、脳動脈の解離や、脳血管の攣縮による頭痛がみられることが増えているといわれます。
 脳動脈の解離は、椎骨動脈という脳の後方へ行く血管にできることが非常に多く、急性に後頭部の比較的強い痛みを生じます。
頭痛の性状からは片頭痛や後頭神経痛などと区別することは困難で、MRI検査で明らかになることがあります。
大抵は何事もなく数ヶ月で回復しますが、動脈瘤や血管の狭窄をきたし、まれにくも膜下出血や脳梗塞を起こすことが知られています。
 ウェイトトレーニングなどの運動や感情の昂ぶりに際して突然に頭痛を起こすことがあり、ひとつの原因として可逆性の脳血管攣縮が注目されています。
脳血管の攣縮による頭痛は1-3ヶ月で良くなるのですが、症状だけではくも膜下出血などと区別はつかず、頭蓋内の出血や脳梗塞を伴うこともあり得るため要注意とされています。

●脳腫瘍
脳腫瘍による頭痛は、突然に起こることはあまりなく、数ヶ月から数週間かけて徐々に強くなっていくことがあります。
頭痛は朝方に強くなることが多く、頭痛で目覚めたり、起きてしばらくすると改善することがあります。
頭痛に手足のシビレやマヒ、眼の見えにくさ、けいれんなどの神経症状を伴うときは、CTあるいはMRI検査がおこなわれます。
また、脳ドックなどで偶然に脳腫瘍がみつかることも、ときにあります。
 脳腫瘍がすべて悪性のものということはありません。
良性の脳腫瘍の場合、手術せずに経過を見ることもあります。
手術が必要な場合、適切な治療を受ければ元の生活に戻れることも多いので、気になる症状があれば早めに受診することが重要です。

●その他の二次性の頭痛
 その他の二次性の頭痛としては、髄膜炎、高血圧、低酸素血症、頭蓋骨・頸・眼・耳・鼻・副鼻腔・歯・口の病気によるものなどがあります。

10月 診療・休診のお知らせ

2021年9月21日

      10月 診療のお知らせ

 夜ごとの虫の音に、深まりゆく秋を感じるころとなりましたが、
お元気のことと拝察いたします。
 さて、10月は下記の要綱で診療・休診させて頂きます。


10月11日(月) 体育の日  平常通り診療
  
10月20日(水) 午後の診療のみ   臨時休診
10月30日(土)           臨時休診


  秋たけなわの好季節、皆様のご健康に留意され、ますますご活躍されますことを心よりお祈り、
診療に精進してまいりますので、ご厚情たまわりたく、切にお願い申し上げます。

こわくない頭痛  頭痛持ちの頭痛(一次性の頭痛)

2021年8月29日

  一次性の頭痛持ちの頭痛は、特に病気で起こるわけではない「こわくない頭痛」です。
代表的なものとして、片頭痛(偏頭痛)、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。

片頭痛(偏頭痛)

 ズキンズキンと痛むタイプの頭痛で、多くは頭の片側に起こります。
発作的に起こり吐き気を伴ったりする、とてもつらい頭痛です。
身体を動かすのが辛くなり、光や音の刺激で悪化したり(光過敏・音過敏)、匂いに敏感になったりします。
周期的に起こり、日常生活に支障をきたして、仕事や家事を休まざるを得ないこともあります。
 前触れとして、視界に何かチラチラ・ギラギラするものが拡がったり(閃輝暗点)、手足のしびれ・脱力を感じたり、言葉の喋りにくさが起こったりすることがあります。
 片頭痛は一次性の頭痛ですが、前兆のある片頭痛は脳卒中のリスクとなりうることが知られており、注意が必要とされます。
緊張型頭痛
 肩こりなどの緊張に伴う頭痛です。
いわゆる「けんびき」のある人によく起こります。
 頭痛の中で最も多いもので、重苦しく、締め付けられる感じがする頭痛です。
 また、ストレスの影響が大きく、パソコンを長時間使用する人や、運転手さんにもよくみられます。
群発頭痛
 頭痛がある期間に集中して、片目の奥に起こるもので、七転八倒するほどのたまらない痛さです。
毎日同じ時間に起こることがあり、夜中に激痛で目覚めたりすることもあります。
心が折れそうになるほど、とも言われます。
男性に多いのも特徴です。

 多くの一次性頭痛は、投薬などの治療でコントロール可能です。
しかし慢性のものであるゆえ、完治は難しいという側面もあります。
特に片頭痛や群発頭痛は、強い頭痛のことが多いです。
頭痛が強くても、それが今まで時々あった種類の痛みであれば、こわいものではないといえます。
 痛みが長く続くことや、痛み止めが効かないことを心配される方は時々おられますが、いつもの痛みかたであれば、それは「こわくない頭痛」でしょう。

頭の神経痛

 神経痛というと坐骨神経痛や肋間神経痛が思い浮かびますが、頭にも神経痛が起こることがあります。三叉神経痛、舌咽神経痛、後頭神経痛などが挙げられます。
三叉神経痛は、顔の片側に突然起こる激痛です。俗に「顔面神経痛」と呼ばれたりします。
 何かのきっかけで、顔をしかめるほど強い痛みがいきなり「はしる」ものです。痛みのきっかけとして、会話をしたり、物を噛んだり、歯磨き、髭剃りなどがあり、風が吹くだけで痛む方もおられます。痛みがこわいため食事ができず、最後には栄養失調となってしまうようなこともあり得ます。
 多くの場合、脳血管による神経への圧迫で起こります。薬による治療が有効ですが、良くならないときは、神経ブロックや放射線治療、場合によっては脳外科手術による治療が必要なこともあります。
後頭神経痛は、後頭部に突発して繰り返す痛みです。様々な原因がありえますが、原因となる病気がみつからないことも多く、自然に良くなることもしばしばあります。

痛み止めの使いすぎに注意

 いつもの頭痛がたまにある程度で、そのつど鎮痛薬で治まるようなら問題はないでしょう。
 しかし頭痛が頻繁にあるからと痛み止めを飲み続けていると、だんだん効き目が悪くなってくることがあります。さらには頭痛がかえって重くなってくることがあり、そうなると日常生活に支障をきたすようになります。
このよう場合は、専門医への受診が勧められます。

痛みの原因をあぶり出す

2021年8月17日

 「痛み」は体の不調を察知する最初の信号であり、それが神経痛なのか、
内臓の痛みなのか原因は様々です。
 そこで、痛みの種類や症状からその原因を考えてみましょう。
たとえば“ピリピリ”“ビリビリ”の場合、何らかの理由で神経が圧迫・刺激されている可能性あります。
また“ズキズキ”という痛みなら、炎症が起きている可能性を考えられます。
“ズンズン”とか“ズーン”という鈍痛の表現なら、痛みの原因となる異変が体内の深い場所、
特に内臓に原因があるのかもしれないので、正確な診断はその後の検査に頼る必要があります。

 ぎっくり腰(腰椎捻挫)や坐骨神経痛による痛みとして、
「骨盤付近が“ピリピリ”“ジンジン”と痛む」と表現する場合が多いです。
 これらは体を動かしたときに生じるという特徴があります。
逆にいえば、運動や姿勢にかかわらず腰周りが痛む場合は、内臓疾患の可能性が疑われます。
 腹部大動脈瘤をぎっくり腰と勘違いする例もあるが、他にも普通の腰痛と間違えやすい病気があります。
代表的なのは尿管結石だ。
“ズキズキ”と響くような腰痛があるのでギックリ腰かと思っていたら
実は尿管結石だったというケースは少なくないです。
痛む場所も似ているので見分けにくいですが、尿管結石は腰をトントンと軽くたたくと、
『ウッ』と飛び上がるほどの激痛が走ります。
 腰の上部から背中にかけて痺れるような“ビリビリ”した痛みが現われる場合はさらに恐ろしい病気が潜んでいるかもしれないです。

「左の脇腹から背中にかけて、体の深い部分に痛みが現われる場合には、
膵炎、あるいは膵臓がんであることが疑われます。
膵臓がんの典型的な症状は腹部の激痛ですが、膵臓は体の深い部分に位置するため、
背中や脇腹が痛むことがあります。
加えて、便秘や体重減、微熱などの症状が同時に出た場合はすぐに精密検査を受けたほうがいいでしょう。
?

身体の痛みは内臓疾患の予兆である

2021年8月10日

 外部から刺激を受けない内臓には痛覚神経が乏しく、内臓そのものが痛みを発するときには病気が相当進行している場合が多いです。
 痛みの少ない内臓疾患を事前に判断するのに参考となるのが、病気の初期段階に起きやすい「関連痛」です。

 「関連痛」が起こるメカニズムとしては収束投射説が有力です。
内臓から疼痛を伝えてきた神経が、脊髄で皮膚といった他部位から痛みを伝えてくる神経とまとめられて脳に投射されるためとされています。
それにより、脳がどこから発生した疼痛なのか正確には判別できずに、誤認を起こすのではないかと言われています。
特に、内臓からの痛みは普段よく痛みを感じる皮膚と勘違いを起こし、同じ脊髄分節に入力されている皮膚が痛いかのように感じられるのです。
これは筋肉の「関連痛」でもほぼ同様と考えられています。
 例えば、かき氷を食べ、咽頭神経が刺激される事により発生した信号を、
後頭部またはこめかみの痛みと誤認知することです。これはアイスクリーム頭痛(icecream headache)とも呼ばれています。
また、肩が痛いのは、心臓・肝臓・胆のうなどに原因があるといったように、
内臓ごとに関連して傷みやすい箇所が決まっています。
狭心症の人が最初に左肩の痛みを訴え、肩こりと勘違いするのはよくあるケースです。
 重い荷物を持ったり、激しい運動をしたりしたわけでもないのに身体が痛む場合は、関連痛を疑ってください。
 肩や腰の痛みがあっても整形外科で診療を受けるだけでなら、
原因がわからず内臓疾患が見過ごされる場合もあります。
痛みが治まらないなら、関連する臓器が専門の医療機関で診てもらいましょう

人はなぜ痛くなるのか  そのメカニズム

2021年8月3日

痛みがあると辛い思いをします。痛みをとるのに随分長い期間がかかる人もいます。
しかし、私たちが痛みを感じることが出来なければ、怪我を何度も繰り返す可能性があります。
または一生回復できないダメージを負ってしまうこともあります。
痛みは、わたしたちに身体がダメージを受けていることを知らせるための防衛反応です。
つまり、痛みは私たちの身体を守っているのです。

 痛みは(疼痛)、「侵害受容性疼痛」と「神経障害性疼痛」のふたつに大きく分類することができます。
 「侵害受容性疼痛」とは、外傷や感染による炎症や内外からの様々な刺激によって、
痛みを感じる侵害受容器が刺激されて起こる痛みです。
けがや火傷、細菌などによる炎症して、細胞が壊れます。壊れた細胞からブラジキニンといった発痛物質やプロスタグランジンやセロトニン、サイトカインなどの発痛増強物質が放出されます。
それを痛覚神経が痛みの信号として受け取り、脊髄を通って脳が「痛み」を感じるのです。

 「神経障害性疼痛」は、神経自体の圧迫や、なんらかの原因による神経伝達の障害から起こる痛みです。神経障害性疼痛の原因やメカニズムついては完全には解明されていませんが、慢性的な痛みや難治性疼痛に進行しやすいと考えられています。
 神経障害性疼痛の代表的なものには、帯状疱疹(たいじょうほうしん)の後に続く神経痛、糖尿病性神経障害によるしびれ、腰痛症などがあります。

8月・9月 診療のお知らせ

2021年7月27日

8月・9月 診療のお知らせ

 目もくらむような真夏の日差しのパワーが、
ますます皆様の発展の後押しをしていることと存じます。
 さて、8月・9月は下記の要綱で診療・休診させて頂きます。

8月9日(月) 振替休日  平常通り診療
9月20日(月)敬老の日  平常通り診療

8月14日(土)      休診
9月4日(土)      臨時休診
  5日(日)      休診
  6日(月)      臨時休診
  23日 (木) 秋分の日  休診


これからも、2020東京オリンピック・パラリンピックアスリートに負けず、
皆様の健康を祈って、診療に精進してまいります。