2021年12月7日

不安になると痛くなる

2021年12月7日


心理的な原因による痛みとは
ストレス社会の中では、様々な心理的要因が私たちの痛みを引き起こしている場合があります。
身体的には異常がないのに、痛みに関わる神経経路にも異常が見られないのに、
ストレスに関連して痛みが生じるのです。
痛みは確かにあるのに、病院で検査しても異常が見つからないので、患者さんは不安を感じたり、混乱されたりします。
また、本当に痛いのに、ご家族や職場から理解が得られなかったり誤解されたりし、
精神的に更に苦痛を感じてしまう場合もあります。 .
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 心理的原因による痛みの原因
では、どのような場合に心理的な原因から痛みが生じてしまいやすいのでしょうか。
様々なケースがありますが、以下のような状態でより生じ易いと言われています。
? 心理的な葛藤から不安が高まってきた場合
? 大きな病気の心配があり、周囲の言葉や種々の情報等によって
暗示にかかってしまっている場合
? 自分の身体の小さな感覚に注意が向きすぎ、感覚が過敏になって
しまっている場合
? 自分にとってかけがえのない人の痛みを、無意識に自分の中に
取り入れている場合
? 敵意や攻撃心を無意識のうちに自分の中に押し込めている場合
? 強い罪悪感がある場合

 心理的原因による痛みの特徴
全てのケースには当てはまりませんが、多く見られやすい特徴はあります。
? 痛みと関連する、身体や神経の異常が見当たらない
? 痛みと関連しそうな状況や背景がある
? 状況によって、痛みの程度が変わりやすい
? 経過によって、痛みの部位が変わりやすい
? 安静時でも運動時でも、痛みの程度は変わらない事が多い
? 痛み止めやリハビリをしても、なかなか効果が出にくい

「痛み」は『身体』で起こっている現象、でもその「原因」は『心理的・精神的』なもの。
一見関係ないように見えますが、実は心と身体は歯車のような関係で、互いにバランスを取りながら機能しています。

 セロトニンは、人間の精神面に大きな影響を与える神経伝達物質で「レアルアドレナリン」「ドーパミン」と並び体内で特に重要な役割を果たす“三大神経物質”の一つです。
セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れ、暴力的になったり、うつ病を発症する原因ともなります。
 現代人の多くはセロトニンが不足した状態にあるといわれています。
セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンという物質から合成されます。
ただ体内では生成されないため良質のたんぱく質を食事から摂る必要があります。
トリプトファンが豊富に含まれる食品は大豆・豆製品、乳製品などです。
さらにトリプトファンからセロトニンを合成するときにはビタミンB6が必要となります。
ビタミンB6を豊富に含むのは玄米や小麦胚芽、牛、豚、鶏のレバー、マグロや鰹の赤身などですがたんぱく質を摂るときは植物性のものがベストです。
これらの食品の摂取不足に思い当たりはありませんか。
 セロトニンを分泌するのはセロトニン神経です。
このセロトニン神経は日光を浴びることと適度な運動を行うことで活性化されます。
ただ現代人は屋内で過ごすことが多く、身体を動かすことをできるだけ避けようとする傾向があり不足しがちです。
しかもセロトニンは寝ている間はほとんど作られません。
セロトニンを増やすには朝、起きたときの過ごし方が大切です。
精神的に安定を失っていると感じた場合、朝の過ごし方に問題がないかチェックしてみてください。
まず取り組みたいのは朝食を抜かさないようにすること。
セロトニン神経は、よく噛むことで活性化されます。
朝食を摂ることで朝の時間帯にセロトニンの分泌を増やすようにします。
セロトニンの分泌には日光を浴びることが欠かせません。
運動に関しては一定のリズムで行う運動がセロトニンの分泌を高めてくれます。
リラックスして朝、太陽の光に当たりながら毎日15分程度のウオーキングを楽しむといった方法が良いでしょう。