仙骨シャワー

2021年7月14日

 仙骨とは、骨盤の中央にある手のひら大の骨のことです。
お尻の出っ張りである尾骨のうえにあります。
仙骨と背骨はつながっていて、仙骨がある骨盤は足とつながっています。
上半身と下半身をつないでいることから、仙骨は全身の骨組みを支える「要の骨」なのです。
 仙骨周辺には、無数の血管が通っています。
特に「腹大動脈」という大きな血管は、骨盤へ向かう「内腸骨動脈」と、足へ向かう「外腸骨動脈」につながっており、全身の血液循環の重要な役割を担っています。

 「腰痛」は、仙骨に負担がかかり、腰の筋肉の血流が滞ってしまうことに原因の一端があります。
仙骨を温めることで血の巡りが改善され、腰の痛みが和らぐだけでなく、仙骨の周辺にある膀胱や子宮、腸の動きが活発になるのです。
また、仙骨から下腹部に向かっては「副交感神経」の束が伸びています。
「副交感神経」は精神の安定をつかさどる神経です。
血管を緩ませて血流を促し、血圧を安定させる働きもあります。
つまり仙骨は、自律神経と血管のハブ地点で、ここを刺激するだけで、血流と神経の働きを同時に整えることができるのです。
結果、腰痛のみならず、高血圧やうつ病、月経困難や月経痛及び、排尿障害の改善効果まで期待できます。

シャワーヘッドを仙骨から10㎝ほど離し、30秒、40~42度のお湯を仙骨に勢いよくあてるだけでいいです。
1回の入浴で、これを3回繰り返すのが理想です。
仙骨シャワー以外にも、カイロを仙骨に貼ったり、座浴で湯船に浸かるなどをして温める習慣をつけましょう。

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