Para aumentar a imunidade

202029 de abril

Para aumentar a imunidade
                         倫理研究所理事長 丸山敏秋
 新型コロナウイルスが世界で猛威をふるっている。
本稿を書いている三月半ばで、日本国内の感染者数は毎年のインフルエンザに比べればはるかに少ない。
しかし「新型」という未知のウイルスに対する恐怖心が、世の中にはかりしれない悪影響を及ぼしている。
 ニュース番組やワイドショーでは感染予防として、マスクの着用と入念な手洗いや消毒を繰り返し呼びかけている。
それはそれとして、健康を維持するために大切なことを、もっとしっかり伝えるべきだと思う。それは何か?

 免疫力を高めることである。
免疫とは、体内に侵入した病原菌や毒素などに抵抗して打ちかつ能力のことだ。
免疫力が高い人は健康である。加齢と共にどうしても健康のレベルは落ちてくる。
ゆえに意識して健康を回復し、維持する努力をした方がいい。それは自分のためだけではない。
病原性ウイルスに感染して発症すれば、周囲に多大な迷惑をかけてしまう。
 では、免疫力を高めるにはどうしたらよいか。
重点をいくつか挙げよう。どれもいわゆる健康法に等しい当たり前のことばかりだ。
人によって体質や体癖が異なるので、より細かい具体的なやり方は、各自で調べたり工夫してほしい。
A.良質な睡眠
 睡眠によって肉体の疲労は回復し、精神は平静を取り戻す。
何時間眠ったとか時間にとらわれず、熟睡する時間の多い良質な眠りを確保しよう。
目覚めたときの気持ちよさで、眠りの質がわかる。週末の「寝だめ」は逆効果の場合が多い。

B.冷やさない
 「風邪は万病のもと」と言われてきた。その風邪は風邪でもあり、風でもある。
風に当たると体は冷える。体は冷えを嫌う。
体温が高めの人は、免疫力が高い。逆に低い人は疲れやすく、病気に罹りやすい。
体の中ではとくに関節からよく冷えが入り込む。夏場のクーラーは要注意である。

C.食事の量と質
 「腹八分目に医者いらず」とは名言である。
「大食短命」とか「節制は最良の薬」とも言う。量だけでなく、何を食べるのか、質とバランスが大事である。
過度な減塩は免疫力を下げてしまうので、ミネラル豊富な塩を適度に摂りたい。

D.運動する
 人間も動物だから、動かないと体は鈍る。
年齢や体力に応じた運動を、できるだけ毎日心がけよう。
八十四歳の長寿を全うした江戸時代の儒者?貝原益軒は、有名な『養生訓』の中で、
中国唐代の医書『千金方』の次の言葉を引いている。
「食後は手で顔をこすり、腹を撫で、体内の水分を流通させなさい。数百歩、歩きなさい。
飲食してすぐ横になると百病を生じる」

E.便秘しない
 薬局では便秘薬がよく売れるという。
快便は健康のバロメーターの一つ。
先の『養生訓』でも便秘を戒めている。腸内の宿便がいろいろな病気を生むからだ。
まずは腸の蠕動運動を活発にする食べ物を摂ろう。按腹というお腹 のマッサージも効果が高い。

 以上のほかに、精神面の心得がある。前向きで明るく朗らかな心は免疫力アップに欠かせない。
逆に精神的ストレスは免疫力を低下させる。
ストレス対策として前に本欄で勧めたのは、「あーあ、いやだな」というマイナス感情を打ち消す言葉である。
 それは――「ああ、おもしろいな」。
この言葉は口にするだけで、たちまち状況を明るく変えてしまう。
朝であれば「今日もきっといいことがある」と唱えるのもいい。そのほかにも、笑いは免疫力を高め、
ストレス解消になる。心を迷走させないための「瞑想」が、海外では人気を集めている。
 ところで健康法について話をしたとき、ある人いわく
「みんなが健康になったら、医者や病院は困るだろうね」。
筆者答えていわく━━━「大丈夫。実行しない人がほとんどだから……」
 本当にそうなのである。ウイルスの感染にビクビクするのが嫌ならば、自分の健康を増進させたらいい。
なのに積極的にやりたがらない人が多い。
実行するのが面倒と思ううちは、いつまでたっても健康は維持できないと肝に銘じよう。
「新世」5月号《新世言》より
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