2018年9月

医者が教える  やせる食事術  パート4

2018年9月26日

 
ダイエットには、食べる順番も大事です。
私たち人間に備わっている消化・吸収のシステムを考えるなら、
まず繊維質の豊富な野菜、続いて消化に時間のかかるタンパク質、
最後に糖質を食べることによって血糖値の上昇を穏やかに抑えられます。
野菜類は、根菜やトマトなどを除けばほとんど血糖値は上がりません。
肉や魚も上がりません。しかも消化に時間がかかります。
こうしたものが先に胃の中に入っていることで、そこにご飯など糖質が加わっても、
急激に血糖値が上がることはないのです。
 食べる回数によっても肥満度合いが変わってきます。
一日に食べる分量が決まっているとしたら、それをできるだけ多回数に分けて食べた方が、
血糖値も大きく上がらず、インスリンもあまり出ないので太りません。
痩せるだけでありません。
血糖値が安定することで一日のパフォーマンスもアップすることでしょう。
 ちなみに、「朝食を抜いたら体調が良くなった」などと言う人がいますが、
そういう人はそもそも夜遅くに食べ過ぎ、前の日のものが消化されずに残っているような状況で、
無理に朝食を食べたら気分が悪くなるのも当然です。
こうした食べ方をしていれば仕事のパフォーマンスも落ちても当然です。
それを朝食を抜くことで「調子がよくなった」と感じるのは本来転倒。
ただ、一時的に胃が軽くなったにすぎず、実は血糖値のアップダウンを呼んでいるのです。
 断食した直後は体重が落ちます。
しかし、血糖値を激しく変動させ、長期的に見れば不健康で「太りやすい身体」を作っています。
 毎日の食生活では、血糖値の振れ幅をなるべく小さくすることが重要です。
とくに「腹ペコ  ドカ食い」は「太る 老ける 病む」のもと。
少しずつ回数多く食べることを心がけて下さい。

医者が教える  やせる食事術  パート3

2018年9月14日

 一口に「糖質」と言っても、その「悪性度」は違います。
糖質は生命維持のために不可欠な栄養素であって、適切な量を摂取することは必須です。
しかし、現代人は過剰摂取の傾向があり、かつ「一切取る必要のない悪い糖質」を好んでいるのが問題なのです。

● 悪性度ナンバー 1   缶コーヒーや清涼飲料水、ジュースなど
   そもそも、人間が生きるために全く必要のないものです。
  糖質中毒に陥っているから飲んでしまうのだと気づいて、シャットアウトしてください。

● 悪質ナンバー 2    砂糖の入ったお菓子
   白い砂糖は、人間が作り出した不自然なものです。
  ケーキであろうと饅頭であろうと、白い砂糖がたっぷり溶け込んでいることを忘れないでくだい。

● 悪質ナンバー 3    果物
   ビタミンやミネラルが豊富な分、缶コーヒーやお菓子よりはましです。
  果物は糖度が高いので注意してください。特にジュースはやめましょう。

● 悪質ナンバー 4    白米、パン、うどん等
   朝食や昼食で、トーストやご飯を食べたりするのは構いません。
  ただ、量を減らしましょう。
  うどんやそば、ラーメン、パスタなど「単品もの」は、どうしても糖質の摂り過ぎになるので注意が必要です。

● 悪質ナンバー 5    玄米、全粒粉パン、イモ類
   精製された白米や白いパンなどよりミネラルが多く、同じ量を食べるならお勧めです。
  ただし、糖質であること自体は変わりませんから、やはり食べ過ぎれば太ってしまいます。

 このように同じ糖質であっても悪性度は違い、なかでも液体は最悪です。
なぜなら、人間本来の消化・吸収システムを全く無視しているからです。
糖質をとるときは、自然の形に近いもの、よく噛む必要があるものを少量食べるに留めましょう。 

辞令交付式に参加

2018年9月8日

 昨日、平成31年度愛知県倫理法人会辞令交付式に参加させていただきました。
 私は還暦を迎えたのに、幹事・青年部長に任命され、この一年頑張らせていただくことになりました。

 役員を務めさせていただくには、次の3つが大事だと思っています。

1.“志”を持ち、難易度の高い目標にチャレンジし、完遂する事の大切さ
2.常に“人”に関心を持ち、リベラルな組織風土をつくる事の大切さ
3.仕事以外の領域(例えば、歴史・芸術・スポーツ等)を学ぶ事の大切さ

 今年度jは、元号が変わる、自民党総裁選挙、米国中間選挙、統一地方選、参議院選挙などがあり、変革の年度となりますが、
「倫理」の精神を忘れず、即決即行で何事も行っていけば、
どんな変革が起きても筋道間違いなく健全な繁栄が待っていると信じています。
また、よりよい治療が皆様にご寄与でき、笑顔一杯の治療場であふれるでしょう。[#img|0.笑#]

医者が教える  やせる食事術  パート2

2018年9月6日


 肥満は様々な病気のもととなり、寿命を縮めることになります。
しかも、重度の肥満者では、寿命が10年近く短くなり、2人に1人は70歳前に死亡する恐れがあります。
BMIが5%上昇するごとに、心疾患の死亡リスクが49%、呼吸器疾患の死亡リスクが38%、
癌の死亡リスクが19%増加します。
BNIが25を超えると糖尿病や循環器疾患の発症リスクが高くなります。
女性に比べ男性の方が肥満による寿命への影響を強く受けます。

 太る唯一の要因は「糖質」です。
したがって、毎日口に入れる「糖質」を制限し、上手に糖質量を管理すれば体重を減らすことができます。
では、どのように「糖質」を制限すればいいのでしょうか?
まず毎日の食事からご飯やパン、麺類、イモ類を減らしていきます。
その分、野菜やお肉、魚、豆腐などをお腹いっぱい食べてください。

カロリーは、一切、気にしなくても大丈夫です。
もちろん、缶コーヒーやジュース、清涼飲料水は厳禁です。ケーキやスナック菓子、煎餅なども「糖質」の塊です。
とくに夕食の糖質をできるだけカットしましょう。
朝食や昼食ならば、その後の活動によってブドウ糖も消費されやすいですが、
夕食後は寝るだけなのでもろに溜め込んでしまいます。
夜は糖質含有量の高いものを口にしないことです。
これを徹底すれば、ダイエットでき健康な身体ができます。
確実に体重を落としていくためには、一日の糖質摂取量を60g以下に抑えるのが理想です。
体重を維持するためには、男性で一日120g、女性で110g以下に抑えるのを基準にして下さい。
ご飯一膳で55g、蕎麦180gで51g、うどん200gで54g、食パン(6枚切)1枚で27g、サツマイモ80gで21g
ジャガイモ60gで11gの糖質量が含まれています。
つまり、いわゆる「主食」という扱いされる物には糖質が多いのです。
おかず中心に食生活を立て直していくとダイエットに成功します。