2018年8月

医者が教える  やせる食事術  パート1

2018年8月30日



健康な人が過剰摂取した「糖質」が、「グリコーゲン」「中性脂肪」として蓄えられます。
血中の「ブドウ糖」が不足すると、まずは肝臓や筋肉の細胞に取り込まれていた「グリコーゲン」「ブドウ糖」に戻され、エネルギーとなります。
それがなくなれば、脂肪細胞に取り込まれた「中性脂肪」がエネルギーとして使われ、
一部はブドウ糖に戻されます。
逆に言うと、脂肪細胞にある「中性脂肪」がエネルギーに変わるのは後回しであり、
だからこそ一度溜め込んでしまったお腹の脂肪はなかなかなくらないわけです。
 痩せるためにジョギングや体操など運動するよりも食事を変えることが大切です。
ダイエットにカロリー制限は無用です。糖質制限なら、空腹に耐える必要などありません。
「運動をせずに食事だけでダイエットを行うと筋肉が落ちてしまう」と吹き込まれるケースがあります。
「運動すれば筋肉がつく」というのは事実です。
しかし、「食事制限で痩せると筋肉が落ちる」というのは間違いです。
食事で「糖質」を制限すれば、まず、「グリコーゲン」が使われ、次にようやく脂肪が燃えます。
その脂肪が全部使われてしまったときにはじめて、筋肉の「タンパク質」からエネルギーを得るようになります。
つまり、筋肉が落ちるのです。
筋肉からエネルギーを得なければならないほど食事制限を貫いてしまうなどということは考えられません。
 「筋肉を増やすことで基礎代謝を高めればダイエットにつながる」という理論は間違っていません。
しかし、そこまで基礎代謝を高めるには、相当のトレーニングが必要です。
また、十分なトレーニング時間が確保できなければ、すぐに筋肉は落ちて元の木阿弥となります。
「かっこいい肉体美をつくりたい」という思いから筋トレに励むのは悪い事でありません。
しかし、それをダイエットや健康づくりに結び付けようとしないことです。
中途半端な一石二鳥は狙わずに、まずは正しいい食事法を身につけることを最優先に考えてください。
無理につけた筋肉を長期間にわたって維持しようと努力することよりも、糖質制限に集中するほうが、
ダイエットや健康の為には、利が多いと思います。
その上で、運動をするなら、ウォーキングや階段の昇降などを20分も行えばいいです。
特に、糖質を多く摂取した後には運動しましょう。
それによって血糖値の上昇を抑えられ、肥満を予防できます。

ワインの樹の会 募集

2018年8月26日



「ワインの樹の会」は、ななつぼし葡萄酒工房を応援しています。

 ななつぼし葡萄酒工房(小牧ワイナリー)は、
障がい者の仲間たちが、農作業で葡萄はじめ果樹、季節の野菜、稲作、養蜂など多様な作業し、
または、ワイナリーではワインはじめ農作物、チーズ、ナッツ類の販売及び飲食サービスなど接客サービスを行っています。
 「ワインの樹の会」では、畑に植える葡萄の樹のオーナーを募集しています。
葡萄の樹が育ち、美味しい果実がなり、美味しいワインができ、そのワインが誕生日にプレゼントされます。

● 会費   個人 一口 5000円 
       法人 一口 30000円
● 申し込み先 郵便振込
        店名(店番) 〇八九(ゼロハチキュウ)店(089)
        口座番号   当座 0183602
    ※郵便振込用紙の通信欄にお名前、ご住所、連絡先、誕生日または記念日をご記入ください
● 問い合わせ先 電話・FAXまたはメールにてオーナー会員入会の旨をお知らせください。
         TEL:0568-79-3001      FAX:0568-79-3002
         メールアドレス:winetree@aju-cil.com

なぜ、太るか

2018年8月24日


NO.1
「脂肪」を食べたから体の脂肪が増えるのではないです。
食べたものは、消化・吸収の過程で、新しい物質に分解・合成されています。
脂肪を食べたから、そのまま脂肪になるというのでなく、
「糖質」を過剰摂取してブドウ糖が余ると、「中性脂肪」が蓄積されるのです。
中性脂肪は、トリグリセリドとも呼ばれ、「使いきれなかったエネルギー」と考えてください。
血液中の「中性脂肪」の値が150mg/dl以上になると「高トリグリセライド血症」とされ、
メタボリックシンドロームの診断基準にも盛りこまれています。一般に太っている人は高めの数値になります。
また、食事の摂り方も検査値に大きく影響します。
 では、痩せるにはどうしたらいいのか。大事なのは「血糖値」です。
健常な成人の場合、空腹時は血液1デシリットルあたり80~110ミリグラム、
食後2時間で80~140ミリグラム程度に保たれています。
太る原因として「糖質」が関係していると言われていますが、「糖質」にもいろいろな種類があり、
「単糖類」「二糖類」「多糖類」に分類されます。
これ以上分解できない最小単位のブドウ糖・果糖(果物)、
お菓子やジュースに含まれている単糖類や二糖類は消化吸収が早いので、「血糖値」が急上昇しやすくなります。
「血糖値」が上昇すると、それを処理する「インスリン」というホルモンの分泌量が多くなり、
体内に糖質が取り込まれて、体脂肪の原因となります。
ごはんに含まれているでんぷんは消化吸収が遅く、「血糖値」の上昇が緩やかなので体脂肪になりにくいのです。

 「糖質」をたくさん摂取すれば血液中のブドウ糖が増えます。
そのままでは「血糖値」があがりすぎてしまいますから、膵臓から「インスリン」が分泌され、ブドウ糖を処理します。
余ったブドウ糖は「グリコーゲン」に変えて肝臓や筋肉の細胞に取り込みます。
さらに余ったブドウ糖は「中性脂肪」として脂肪細胞に取り込まれます。
これこそが「肥満の原因」です。
ポッコリお腹の中の「脂肪」は、油っぽいものを食べた結果ではなく、「糖質」を過剰摂取したことで余ったブドウ糖が「中性脂肪」に姿を変えたものです。
「インスリン」は、血糖値の上昇から守ってくれる非常に重要なホルモンですが、
こうした働きから「肥満ホルモン」とも呼ばれます。

診療のお知らせ

2018年8月3日

暑中お見舞い申し上げます

いつも格別のお引き立てにあずかり、誠にありがとうございます。
連日の酷暑ですが、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます

当院は、お盆(11日~15日)>も変わらず診療しておりますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

今後とも、一層ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

平成30年 盛夏